外壁塗装

外壁塗装をDIYでする前に確認しておきたいこと

投稿日:2018年12月10日 更新日:

外壁塗装をDIYでする前に確認しておきたいこと

外壁塗装をDIYしてみようと思っているあなた。

安易に考えていませんか?
しっかりと計画しましたか?

管理人
管理人

DIYする前に、かかる時間、施工方法、使用道具、注意点をまとめましたので、是非参考にして下さい。

外壁塗装を自分でやる(DIY)する方法

外壁塗装を自分でやる(DIY)する方法

管理人
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外壁塗装をDIYする場合の各工程と家の延床面積※の大きさによるおおよその日数を表にまとめました。

※延床(のべゆか)面積
延床(のべゆか)面積とは、各階の床面積の合計のことです。

100㎡(30坪):関東の住宅の平均サイズ
150㎡(45坪):北陸、東北の住宅の平均サイズ
200㎡(60坪):2世帯住宅や3階以上などの住宅サイズ

全国平均で120㎡(約36坪)

工程 100㎡(30坪) 日数 150㎡(45坪) 日数 200㎡(60坪) 日数
足場組立 2~4日 3~5日 4~6日
外壁洗浄 1~2日 1~2日 2~3日
下地処理 2~3日 3~4日 4~5日
各養生 1~2日 1~2日 2~3日
下塗り 2~3日 2~3日 4~6日
中塗り 2~3日 2~3日 4~6日
上塗り 2~3日 2~3日 4~6日
最終点検・補修 1~2日 1~2日 2~3日
足場解体 2~3日 3~4日 4~5日
片付け 1日 1日 1日
合計 15~26日 19~29日 31日~44日

※1日7時間作業で計算

何も分からない人が1からやる場合、100㎡(30坪)でも30日~50日ぐらいの倍の時間がかかると思っておきましょう。

最近では、YouTubeなどで施工方法を動画で確認できたりするので、そこで予習するのもいいですね。

業者にお任せする場合は、こちらの記事で紹介しています。
外壁塗装の工程を知りたい方、全て教えます!

足場を組立る

上記の日数計算は基本2人以上で組立した場合の日数で計算しています。

足場の1段目とかなら1人でも可能ですが、それ以降は材料を上に上げることを考えると1人では非現実的になります。

そして、足場の高所作業時は単独作業はとても危険なのでやめましょう。

また、足場の組立て方法を一通り理解していること前提であり、完全な素人の場合、この何倍も時間がかかりますし、見落とし等ある可能性が高いので、そのような足場での作業は非常に危険です。

仮設足場の種類って?

仮設足場の種類って?

住宅での足場としては、くさび式足場、枠組足場、単管足場などが主に使用されます。

このような材料ならば仮設材のリースでレンタルすることも可能です。

くさび式足場

くさび式足場とは、名前の通り各部材がくさびのようにジョイントできる形になっている足場のことです。

組立がシンプルで施工日数を短くすることができる点がメリットです。

また狭い箇所では補強を入れて、一側といって足元を最小限に抑える組立て方も可能な点がメリットになります。

枠組足場

枠組足場とは、スパンごとに枠を設置し、その枠に合ったアンチという作業床を掛け、ブレスといった補強をして組立る工法となります。

メリットとしては、枠のサイズを決めてしまえば、使用する材料は一緒なので、数量の拾いが簡単だったり、組立て時にどこにどの材料を使用するのか分からないといったことが減るでしょう。

また枠で足元を固めていくので、頑丈な足場となり、段数が増えても安心な組み方になっています。

単管足場

単管足場とは、単管という円柱状の管をクランプという固定金具で締め付け、組立る工法となります。

メリットとしては、好きな形に組立ることが可能で、こちらも狭い箇所などでは有効になります。

しかし、どこにどのような補強が必要なのかの判断も、自分でしなければならないので、くさび式足場や枠組足場よりかは難易度は高いでしょう。

また、作業床も単管を並べているだけの状態になり、不安定な作業場所になってしまうことも不安材料の一つです。

外壁塗装にオススメの足場は?

外回りの幅、隣接する建物との離れにもよりますが、オススメはくさび式足場、枠組み足場です。

安全性に優れていて、組み方も複雑ではないので、一度覚えたら組み方も難しくはないでしょう。

しかし、しっかりとした足場により各材料が重いので、一人で組立てることは不可能に近いです。

材料の拾い・注文

材料の拾い・注文

どのような足場の種類か決めたら、次は仮設足場の数量を拾うために、簡単でもいいので図面を書きましょう。

外壁一面何メートルで、高さは何メートルなのか測定して、仮設足場を何スパン組み、何段上げなければならないかを計算します。

その分の各部材の本数、枚数を計算します。

数量を拾い、材料を注文したら、組立てになります。

外壁の洗浄をする

日数計算は高圧洗浄機でやった場合で計算しています。

洗浄は1人でやっていけるでしょう。

外壁を洗浄する理由

外壁を洗浄する理由

新しく塗装する前に、外壁についた汚れを洗い落とします。

汚れたままだと、新しい塗装が付着しにくくなり、早期に剥離してしまう原因になってしまいます。

自宅にあるようなホースなどでは水圧が弱く洗浄しきれないので、高圧洗浄機で洗浄しましょう。

高圧洗浄機とは、高圧で水を噴射する機械のことで、リースでもレンタルできますし、最近だと家庭用で2万円~ぐらいで購入できます。

洗浄時の注意点

高圧洗浄機で、直接外壁を洗い流します。

高圧になるので、窓まわりを直接当てると、窓枠などを壊す恐れがあるので、窓まわりはブラシなどで洗いましょう。

下地の処理をする

下地の処理をする

外壁のクラックの補修、外壁の欠けの補修、コーキングの打替えの日数です。

外壁のクラック

外壁のクラック、つまりひび割れ箇所が無いか確認します。

ひび割れ箇所は雨漏りの原因になります。

ひび割れ箇所があった場合、外壁のクラック補修材というものを塗り込み水の侵入を抑えなければなりません。

既存の外壁の種類にあった補修材がありますので、確認下さい。

外壁の欠け

外壁の欠けもクラック同様、既存の外壁の種類にあった補修材があります。

欠けたまま新たに塗装しても、みっともないので、塗装前に欠けも補修しておきましょう。

コーキング

コーキング

コーキングとは

外壁の材料の継ぎ目や窓まわりや屋根との取り合い部をシーリング材で充填することです。

雨漏りしそうな場所をシールで水の侵入を抑えるために行います。

やり方

シールが切れたり、剥がれ落ちている箇所がないか確認します。

もしありましたら新たにシールを打ち替える必要があります。

不良箇所のシールをカッターでキレイに除去し、シールを打つ場所をマスキングテープで養生をし、コーキングガンにシーリング材をセットして、コーキングを行います。最後にヘラで形を成形し完了となります。

経験者とそうでない人では、時間が倍違うでしょうが、何箇所かすれば、慣れてくると思います。

コーキングの仕方もYouTubeなど動画で見ることができます。

新たに塗る塗料の種類によっては塗装後にコーキングしなければならない種類もありますので注意して下さい。

各所を養生する

各所を養生する

養生しなければならない箇所は大きく分けて3種類あります。

窓まわり

窓や窓枠に塗料がつかないように、塗装する範囲との境目にテープとナイロンがくっついたマスカーというもので養生していきます。

ナイロンは風に煽られると飛んで行きやすいので、テープを追加して貼りましょう。

外部に置いてあるもの

外部に置いてあるもの

外部においてある室外機や、物置小屋、物置場所、植木鉢、花壇など塗料がついて困るものには、ブルーシートなどを覆いかぶせ養生しましょう。

近隣への塗料の飛散の防止

2階以上の高さになると、塗料も強風時に飛散したり、塗料がはねたりした場合、お隣さんの外壁に塗料がつく可能性もあります。

そういったことがないように、足場の外部側にシートを貼り、もし塗料が飛んでもシートに当たるように養生しましょう。

一気に全面シートで囲うと、強風時足場が全体的に風を受けて、倒壊する恐れがあります。

足場の強化、もしくは塗装する範囲をシートし、その都度ズラしていくといった養生がいいかと思います。

下塗り、中塗り、上塗り

下塗り、中塗り、上塗り

いよいよ塗装の工程です。

下塗り

まずは下塗りといって、既存の外壁と新たに塗る塗料をくっつきやすくする接着剤のような役目のものを塗っていきます。

大きい面、小さい面、窓まわりといった箇所によりローラー、刷毛などを使い分けていきましょう。

下塗りが終われば、中塗り作業です。

中塗り、上塗り

中塗り、上塗り

ここで、ようやく新たな色、性質の塗料を塗り込んでいきます。

中塗りが完全に乾くと、もう一度同じ材料で、同じように塗り込んでいくのが上塗りになります。

どうしても中塗りの一回だけだと塗り残しがあったり、塗り厚が厚い所、薄い所が発生してしまいます。

そのような仕上りにならないために上塗りでも、細かくしっかりと塗り込みましょう。

また塗料により、使用方法、施工方法が変わりますので、必ずチェックしておいてください。

下塗りして何日以内に中・上塗りしないと効果が激減してしまうようなものもありますので、しっかりと使用方法を確認しておきましょう。

足場を解体する

塗り工程が終われば、養生を撤去し、足場を解体して、片付けて終了となります。

解体も1人では危険なので、絶対にやめてください。

2人以上で作業した場合の日数で計算しています。

上から順に落としていきます。

下の方の足場の補強等を、先に解体してしまうと上での解体作業時に、足場が崩壊し、転落、墜落の恐れがありますので、しっかりと手順を守り解体していきましょう。

外壁塗装のDIYに必要な道具

1.高所の作業

1.高所の作業

  • 足場材
  • 脚立
  • はしご
  • 立ち馬※

※脚立のような昇降設備がついた作業台

一階部分程度なら脚立、立ち馬といったものでも作業できそうですが、二階部分となると、足場を組むことが必要になります。

はしごで、行き来はできても作業するとなると、効率が悪すぎますし、何より危険です。

絶対にやめましょう。

足場材はリースでレンタルすることもできます。

枠組足場なら日建リース工業、くさび式足場ならHEIWAが有名です。

しかし、大手のリース会社だと審査なども細かくあるため、面倒なこともあります。

各地域にあるような地方のリース会社なら、割と簡単にリースすることができますよ。

2.洗浄道具

  • 高圧洗浄機
  • ブラシ

外壁の汚れをとるには、ホースの水圧では弱すぎるので、高圧で水を出せる高圧洗浄機で洗浄しましょう。

窓まわりはブラシなどで、きれいに洗浄しましょう。

3.養生材

道具

道具

マスカー

テープとナイロンシートが一体化した養生材

養生テープ

養生テープとは、はがした際にのり跡などがつきにくいテープ

手で簡単に切れて、使い勝手が良い。

塗料風散養生用シート

塗料を通さないぐらい小さな穴が空いたメッシュ地のシート、もしくは穴もない足場に張るシート

ブルーシート

サイズの種類があるので、覆うものの大きさによって使い分ける

養生するもの

養生の種類としては大きく分けて3つになります。

  1. 窓や扉が汚れないように養生
  2. 屋外に置いているものが汚れないように養生
  3. 近所に塗料が飛んでいき汚さないように養生

「窓や扉が汚れないようにする養生」はマスカーや養生テープで塗装する場所としない場所を区分けし、養生しましょう。

「屋外に置いているものが汚れないようにする養生」はマスカーやブルーシートでものを覆い養生しましょう。

「近所に塗料が飛んでいき汚さないようにする養生」は足場に飛散防止シートを張り、塗料が飛散してもそのシートにくっつくように養生しましょう。

4.下地処理、コーキング材料

4.下地処理、コーキング材料

  • クラック補修材
  • シーリング材
  • コーキングガン
  • マスキングテープ(紙テープ)

コーキングとは外壁の材料の継ぎ目や窓まわりや屋根との取り合い部はシーリング材を充填することを指します。

コーキング自体は難しいものではないので、未経験の方はあまり目立たないところから練習がてらやっていくことをオススメします。

少しやればなんとなくやり方、コツが分かり上達していきます。

5.塗装道具

  • 刷毛
  • ローラー
  • 養生テープ、マスキングテープ
  • 塗料用容器
  • 塗料

塗料の種類の選定がまだの方はこちらを参考にしてください。
塗料の種類って?塗料の選定にお悩みのあなたへ!

塗料の種類が決まったら、その塗料に適した道具を用意しましょう。

また塗料の保管方法についての注意点ですが、直射日光を避ける、高温多湿はNG、フタをきっちり閉め、空気と触れないようにする、水性塗料は氷点下はNG、溶剤系は膜張りを防ぐためペイントうすめ液を少量入れるといったことが挙げられます。

細かい保管方法、施工方法(下、中、上塗りのピッチ)等もメーカーなどのカタログに書いてありますので、必ずチェックしておきましょう。

外壁塗装のDIYのメリット・デメリット

メリット

メリット

  • 費用を最大限抑えることができる
  • 自分の手ですることで愛着が湧き、今後の手入れ、清掃を積極的に行える
  • 塗りながらでも、思いついた色に変更やアレンジを好きなようにできる

やはりDIYの良いところは達成感や、目に見えて自分のものを良くしていくことが実感できるということが第一になりますね。

デメリット

  • 塗装の厚みなどの調整は経験してないと、なかなか難しい
  • 下塗り、中塗り、上塗りと最低限の期間で仕上げないと、仕上げムラができたり、下塗りの接着効果が半減したりと塗料の効果を最大限発揮させることができない可能性がある
  • 養生が不十分で、やり直し、やり替えが何度も起きてしまう可能性がある
  • 期間が業者に任せるよりかかってしまう

期間は長くなるのに質は業者に任せるよりは落ちてしまうという、当たり前ですが大きい懸念点が出てきますね。

外壁塗装DIYで価格は抑えられる?

どこからどこまでDIYするのか

どこからどこまでDIYするのか

業者にやってもらう人件費は抑えることができますが、材料費は同じだけかかります。

時間が有り余っている人ならいいでしょうが、仕事の合間や、休日だけDIYする方がほとんどだと思います。

限られた時間の中になってしまうと、1から10までDIYというのは非現実的だと思います。

各工事の注意点

要所要所注意点は書きましたが、本当に注意してほしい点を最後にもう一度書いておきます。

  • 足場の組立は省かない
  • 養生は念入りに
  • 塗料の使用方法、施工方法は必ずチェックしておくこと
  • 見切り発車せず、自分なりに工程表を簡単に決めてしまう

以上のことは、最低でも頭に入れておきましょう。

この最低限を守れないと、必ずどこかで失敗、後戻りといったことになってしまいますので、注意してください。

資格等がいる作業は?

資格等がいる作業は?

足場の組み立て・解体するのには、「足場の組立て等の業務特別教育」、また塗料の保管などは「消防法」により決められていたりしますが、自分でやるDIYでは正直言ってグレーゾーンのような形ですね。

あくまで自己責任ということを念頭に置いて、作業して下さい。

業者に任せるところは任せるべき

外壁塗装のDIYをしようとしているあなたは

「DIYが大好き」
「リフォーム費用を抑えたい」

のどちらかだと思いますが、後者の方は、闇雲に価格を抑えようとしすぎるのは危険です。

足場の組立であったり、外壁洗浄、足場の解体などは業者にお願いするのが、費用対効果的にいいと思います。

時間が膨大にかかってしまったり、一人ではできなかったり、専門道具が必要であったりするので。

個人的にDIYで行うとするなら、「下地処理」「各養生」「各塗工程」ぐらいがいいかなと思います。

この3工程なら時間的にも不可能ではなく、実績が目に見えてDIYのしがいがあったりとすると思います。

各工事ごとの価格比較一覧

各工事ごとの価格比較一覧

項目 DIY 業者
足場 70,000~円 110,000円
外壁洗浄 2,000~円 30,000円
下地処理 10,000~円 30,000円
各養生 10,000~円 30,000円
下塗り 70,000~円 90,000円
中・上塗り 300,000~円 450,000円
合計 462,000~円 740,000円

(120㎡、シリコン塗料使用)

DIYは主に材料代、道具代、道具リース代のみの金額

最低限の工程分の金額差を表にしてみました。

ちなみにDIYの方は+あなたの時間という大きな追加があることをお忘れなく。

この金額差が大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれだと思います。

まとめ

外壁塗装のDIYできそうですか?

出来る範囲、出来ない範囲を明確にし、安全で計画的な外壁塗装が出来るように是非頭に入れておいてくださいね。

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