外壁塗装は使用する塗料で良くも悪くもなります。
シリコン系塗料をおすすめされたけど、何が良いのか分からない人が大半で、業者の言いなりになってしまいがちです。
大金を出してリフォーム、外壁塗装するなら、納得して満足いく工事しましょう。
そもそも外壁塗装の塗料の種類って何があるの?
各塗料の特徴が知りたい!
塗料代・単価・値段に違いはあるの?
それぞれの耐用年数が気になる!性能、効果が期待できるお手頃な塗料とは?
最近流行りの光触媒とは?デメリットってあるの?

コチラでは、そんなあなたのために、塗料を種類別に紹介します。
また相場価格、耐用年数の比較、人気の種類、私のおすすめ商品、メーカーも紹介していますので参考にして下さい。
その他にも、塗料選定の際に役立つ情報を解説しますので、一読必須です。
目次
外壁塗装の塗料の種類
アクリル系塗料の特徴
アクリル系塗料の特徴はコチラです。
- 低価格
- 色、ツヤの種類が多い
- 耐用年数が最も短い
- 塗装のクラックが入りやすい
- 湿気を室内に通しやすい
- 劣化が早い
低価格で種類も多いが、デメリットの方が目立ちますね。
外装工事のような足場まで組んで作業する箇所には、費用対効果が悪いです。

一昔に流行ったもので、最近ではあまり使用されません。
ウレタン系塗料の特徴
- アクリル系に次いで低価格
- 塗装のクラックが入りにくい
- 木などの箇所にも使用できる
- 紫外線に弱く、変色することがある
- 汚れがつきやすい
- 耐用年数もあまり長くはない
こちらも低価格なのですが、外壁の塗装となるとオススメしにくいデメリットが目立ちますね。
ウレタン系塗料の中でも、高品質なものは前述したようなデメリットも幾分かは解消することができます。
しかし、その分金額はアップし、ウレタン系塗料のメリットの低価格もなくなるので、あまりオススメできません。
シリコン系塗料の特徴
- 費用対効果が良く、外壁塗装材料では一番人気で出回っている
- 人気があるので、種類も豊富
- アクリル、ウレタンよりも耐用年数が格段にアップ
- 撥水性が良いものが多く、汚れに強い
- 種類が豊富なこともあり、ピンからキリまで

シリコン系までくると、そこそこの金額になりますが、その分効果は絶対的に良いでしょう。
コチラの記事でシリコン系塗料について詳しく解説しています。
⇒ 外壁塗装の塗料、本当にシリコン系で大丈夫?
外壁塗装の理想周期としては、約10年と言われていますが、その10年を維持できる塗料になります。
しかし、値段の幅が広く、安価過ぎると、シリコン系塗料の良い面が半減されている塗料もあります。
シリコン系のおすすめ塗料は、エスケー化研の「クリーンマイルドシリコン」ですね。
コチラで、クリーンマイルドシリコンの紹介しています。
⇒ クリーンマイルドシリコンで外壁塗装!性能、価格など解説
ラジカル塗料の特徴
- シリコン系塗料と同様、費用対効果が良い
- 塗装が劣化し、粉をふくことを抑える塗料としては、一番
- 性能を発揮するには、色が限られる塗料もある
- 最近出回りだしたため、種類が豊富ではない

性能面の優れから、人気になりだしています。
しかし、今から伸びていく塗料であり、今現在はシリコン系塗料の方が万人に受けるのではないでしょうか。
ラジカル塗料について、詳しくはコチラを見てください。
⇒ 外壁塗装はシリコン、フッ素より「ラジカル塗料」が良い?
フッ素系塗料の特徴
- とにかく汚れに強い
- 耐久性、耐熱性は抜群
- 耐用年数も長く、安心
- 性能が良い分、価格が高い
- つや消しの種類が限られる
価格以外で、デメリットとしてあげられるとすると、つや消しでしたい場合に種類が限られるぐらいです。

耐用年数も長いものでは20年近くありますので、お金に余裕のある方はいいでしょう。
フッ素系塗料については、コチラで詳しく解説しています。
⇒ フッ素塗料で外壁塗装する相場価格・単価、評判を解説
光触媒塗料の特徴
- 汚れに強い
- 塗料そのものに、空気清浄効果があり、環境に配慮されている
- 耐用年数がフッ素系同様長い
- こちらも性能が良い分、価格が高い
- ラジカル系同様、割と新しいため、種類等に制限がある
- 色の種類も限られる
こちらも良いものだと、耐用年数が20年と長期的に外壁を守ってくれます。
他にはない環境にも良いという点は注目ですね。

しかし、価格もその分上がり、手の出しづらい高価格なのが現状です。
今現在、屋根には使用できるものがないため、外壁、屋根を統一したい方は使用できません。
光触媒塗料が気になったアナタは、コチラを見ましょう。
⇒ 外壁塗装前に抑えるべき「光触媒の相場価格・評判」を解説
ガイナ塗料の特徴
- 断熱、保温、遮熱などに非常に優れている
- 地域によっては助成金、補助金の手当てがつく材料
- 費用が高い
- 仕上がりはデコボコ
- 性能、効果に関しては抜群
ガイナ塗料は元々、ロケットの外装に塗るために開発された塗料です。
宇宙空間でも対応出来る塗料を改良して、一般建築で使用されたのが、ガイナ塗料です。
その分性能、効果に関しては、他の塗料と比べても、豊富で非常に優れた塗料です。

しかし、コチラも費用が高くなってしまうのが、デメリットの一つですかね。
ただ、地球環境に配慮された塗料のため、町・市から助成金、補助金が出る地域もあるようです。
ガイナ塗料について、もっと知りたいアナタはコチラも確認しておきましょう。
⇒ 外壁塗装をガイナ塗料でする前にデメリットを確認!
種類別の単価・価格、耐用年数を比較
各塗料別の相場単価・価格、耐用年数はコチラになります。
相場単価・価格(/㎡) | 耐用年数 | |
アクリル系塗料 | 1000-1500円 | 3-7年 |
ウレタン系塗料 | 1700-2200円 | 5-10年 |
シリコン系塗料 | 2300-3500円 | 8-13年 |
ラジカル塗料 | 2500-3800円 | 10-15年 |
フッ素系塗料 | 3800-4800円 | 15-20年 |
光触媒塗料 | 4000-5500円 | 15-20年 |
ガイナ塗料 | 3500-5000円 | 13-20年 |
この金額で、アナタの自宅の塗装費用の算出が出来ます。

塗装だけではなく、工事全体の価格も気になりますよね。
工事全体、また塗料以外の価格については、コチラで解説しています。
⇒ 外壁塗装の見積もりの注意点を見積もり例、単価を元に解説
外壁塗装で人気な塗料とは?
一番人気なのはシリコン系塗料です。
一番人気はシリコン系塗料
今現在ある塗料の中では、一番費用対効果が良く、万人受けする点が、一番の人気の理由です。
また種類が豊富で、好み、費用、条件に合った種類が見つかりやすいため、たくさんの人に支持されています。
シリコン以外の塗料はダメ?
2015年に発売され、人気急上昇中なのが、ラジカル系塗料。
耐用年数が顧客の要望にマッチしてないため、アクリル系塗料はほぼほぼ使われなく、メーカーも最近は力を入れておりません。
ウレタン系塗料は、シリコン系塗料に次いで人気でしたが、最近はより耐用年数を意識する方が多いため、一時期ほどは人気はありません。
フッ素系塗料は、元々商業施設やビルなどの大きな建物に仕様されることが多かったが、最近は住宅の外壁でも人気になってきました。
光触媒塗料も環境に配慮という時代にマッチし、最近人気を集めてきています。
水性か溶剤?1液性か2液性?
基本的に塗料は種類関係なく、下記のように分別されます。
簡単に比較すると、耐久性があるのは水性より弱溶剤、弱溶剤より溶剤、1液性より2液性と頭に入れておきましょう。
水性塗料
水性塗料は、「1液性」「2液性」に分けられます。
油性塗料(溶剤)
油性塗料はまず「溶剤」「弱溶剤」に分けられます。
そこから、「溶剤」の中の1液性、2液性、「弱溶剤」の中の1液性、2液性と分かれます。
耐久性と価格
耐久性が良くなるのに比例して、価格も比例し高くなっていきます。
例えばシリコン系塗料で考えてみましょう。
耐用年数が8-13年と開きがあるのは、シリコン系の中でも水性、弱溶剤、溶剤、1液性、2液性と細かい違いが塗料にあります。

ただここまで、自分で探して選定するには大変な時間がかかってしまいます。
あなたが指定するのはシリコン系、フッ素系など種類程度で、あとはプロの選定にお任せで、何種類かピックアップしてもらえばよろしいかと思います。
見積りの時点では、細かい塗料の決定までしてもらえるので、その塗料の性質、耐用年数等を確認すれば、おおよその耐用年数が測れるでしょう。
色、ツヤは選べるの?
各塗料により、色、ツヤの制限範囲がありますので、希望がある場合は予め提示しておきましょう。
提示しておけば、その色、ツヤの指定ができる塗料から選定してもらえるので、手間が省かれます。
まとめ

各塗料の種類、特徴、金額、耐用年数について書いてきましたが、あなたが使用したい塗料は見つかりましたか。
なんとなくイメージできていれば、見積りをしてもらう際、スムーズに話が進められるので是非参考にしてみてください。
使用したい塗料が決まったら、その塗料でどのぐらいになるのか、見積もりをとってみましょう。
見積もり取るのに便利なオススメの一括サイトはコチラで紹介しています。
⇒ 選定は慎重に!外壁塗装一括見積もりサイトおすすめ3選