
こんにちわ!管理人の真也(@IrohaReform)です。
外壁塗装をフッ素塗料で決める前に確認してほしいことを解説します。
アナタの自宅の外壁塗装が本当にフッ素塗料で良いのか。
アナタの希望を本当にフッ素塗料が満たしてくれるのか。
こちらで、外壁塗装のフッ素塗料の特徴、相場価格、単価、メリット・デメリット、評判、どのような人に向いているのかを紹介します。
シリコン塗料、光触媒塗料との比較も紹介していますので、種類の選定に役立ててください。
特にいくらぐらいかかるのかの把握に、相場価格・単価は確認してください。
思っていたより高くてビックリということのないようにしましょう。
他にも、デメリットもきちんと把握しておくと、後の後悔、トラブルも防げます。
また、メーカー毎のおすすめのフッ素塗料も紹介するので、参考にして下さい。
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外壁塗装のフッ素塗料とは
フッ素塗料の特徴
一番のシェア率を誇るシリコン塗料よりも、グレードが高く、耐久性に優れています。
その分、塗料が高価となります。
コチラで、高価なフッ素塗料の共通して言える特徴を、代表的なものを3つ紹介します。
- 耐久性
- 耐候性
- 防藻、防カビ性
やはりフッ素塗料と言えば、高耐久が一番の魅力ですね。
長持ちする理由として、他の塗料に比べて、天気、環境による劣化に強いからです。
また、汚れにくいという点も、外壁を劣化させにくくする要因の1つです。
また、フッ素の水性塗料の場合、親水性に優れており、低汚染に特化した種類もある。
その他に、フッ素の弾性塗料の場合、塗料が伸び縮みし、ひび割れからの漏水を防いでくれる防水性に特化しています。
相性の良い外壁材

相性の良い外壁材は、窯業系、金属系サイディング、ALCなどです。
これらの外壁材は、下塗り材などで、フッ素系塗料の特性を最大限に発揮できます。
相性の悪い外壁材
逆に相性の悪い外壁は、モルタル壁です。
フッ素塗料は、塗膜が固く汚れがつきにくい反面、ひび割れのようなクラックが入りやすいです。
モルタル壁は、元々ひび割れ、クラックが起こりやすい外壁材です。
ひび割れしやすい外壁材にひび割れしやすい塗料を塗ると、数年で、外壁はひび割れだらけになってしまいます。
ひび割れにより、内部に漏水の可能性があり、非常に危険です。
フッ素塗料はこんな方におすすめ
- 次回の外壁塗装を少しでも遅らせたい人
- 足場が組みにくい立地条件の人
- 2世帯住宅のような大きめの建物の人
- 海、山が近くにあり、汚れが付きにつきやすい環境の人
- キレイな見た目を少しでも長く保ちたい人
大型物件のように、一度リフォームするのに大金がかかるような建物に使用されることが多い塗料です。
足場の費用だけでも大金がかかり、10年に1度では費用対効果が悪いような建物の場合に、12~17年持つと言われるフッ素塗料が選ばれます。
戸建住宅の場合は、コーキングや外壁材の劣化を考慮すると、シリコン塗料でも十分費用対効果が得られます。
狭すぎる敷地だったり、2世帯住宅のように大きめの住宅だったりすると、フッ素塗料の方が、費用対効果が良くなる場合もあります。
シリコン、光触媒塗料との比較
特徴の違い
シリコンとフッ素は、同ジャンルで、特徴、効果、性能は似たような特徴を持ちます。
簡単に言うと、シリコンはフッ素の劣化板、グレードが1つ下がるイメージですね。
その分、お手頃な価格で施工でき、外壁塗装に求める耐用年数、効果は十分に賄える塗料です。
耐用年数、効果をより求めたい人には、フッ素塗料がおすすめです。
光触媒は、塗料の耐用年数、効果にプラスアルファで、性能を持たせています。
フッ素塗料など、最近の高性能な塗料は、耐久性、耐汚性を持たせていますが、光触媒は太陽光が当たると、汚れを分解する成分を配合しています。
他の塗料に比べ、汚れに対する効果が高いです。
その分、価格も上がります。
次項では、価格、耐用年数を比較してみましょう。
相場価格、単価、耐用年数の比較
フッ素塗料、シリコン塗料、光触媒塗料をピックアップして、比較しました。
フッ素塗料 | シリコン塗料 | 光触媒塗料 | |
相場価格(円/㎡) | 3800~4800 | 2300~3500 | 4000~5500 |
耐用年数(年) | 12~17 | 8~13 | 15~20 |
シリコン塗料よりも高価で、光触媒塗料よりも安価ですね。
また、価格に比例して、耐用年数に変化があると頭に入れておきましょう。
他の塗料の価格、耐用年数、特徴についてはコチラで解説しています。
フッ素塗料のデメリット
性能、耐用年数に優れている分、金額が高いという点がデメリットとなってしまいます。
その他には、フッ素塗料自体固い塗料のため、外壁材、元々の塗料を見極めて、どのような下塗り材が適しているんかまで考える必要があります。
ここらへんは、施工業者の提案でまかなえるでしょうが、知識として頭に入れておくことをおすすめします。
フッ素塗料のメリット
やはり耐用年数が長いことが一番のメリットですね。
また、汚れにくく、傷がつきにくいため、維持状況も良好に保てるでしょう。
塗料自体光沢が出やすいので、長期間キレイな見た目が感じられます。
外壁塗装したての頃は、どんな塗料を使用しても、キレイに感じますが、長く保てるのも重要なことですね。
外壁塗装のフッ素塗料の評判は?
フッ素塗料を利用してみた人の感想
ネット、知り合い、業者から集めたフッ素塗料を外壁塗装で使用した人の感想を集めました。
- フッ素塗料で外壁塗装して5年目ですが、未だにツヤがあり、キレイに保てている
- 見積もりをシリコンとフッ素でしてもらったが、耐用年数を考慮して、2割ほど高いフッ素を選びました
- セルフクリーニングというオプションをつけたが、あまり効果が感じられなかった
- フッ素塗料の効果などが書かれた、説明文に惹かれ、フッ素に決めました
基本的に、満足いく高評価の意見が多かったです。
唯一マイナスイメージの意見として感じたのは、オプションのセルフクリーニング機能というものの効果が分からないという内容ですかね。
調べてみると、セルフクリーニング機能で、キレイに保つ効果は、他の塗料よりも優れているが、外壁を水洗い程度でも定期的にしてあげたほうが、よりキレイに保てるようです。
汚れがつきにくい塗料であるのは間違いなく、水で簡単に流れ落とせるようです。
効果、性能については、人により多少の期待値の違いがあるせよ、満足いく塗料であることは間違いないようですね。
メーカー毎のフッ素系の代表的な塗料紹介
こちらでは、メーカーから出せれているフッ素塗料をいくつか紹介します。
日本ペイント「Duflonファイン4Fセラミック」
原子レベルで、フッ素に無機系の樹脂を加えて、進化した次世代フッ素塗料です。
超耐久性能、超耐汚染に優れた従来のフッ素塗料のワンランク上のフッ素塗料です。
参考価格:中~上塗り(材料費込)5000~6500円/㎡
エスケー化研「クリーンマイルドフッソ」
人気で有名なクリーンマイルドシリコンを、より耐久性を高めた塗料。
フッ素塗料の中ではお手頃で、人気の種類です。
参考価格:中~上塗り(材料費込)4000~5500円/㎡
関西ペイント「アレスアクアセラフッソ」
水性塗料のため、臭いが抑えられています。
また、親水化に優れて、超低汚染に特化しています。
また、弾性塗膜適正に優れていて、どのような外壁材にも柔軟に対応できます。
参考価格:中~上塗り(材料費込)3500~4500円/㎡
菊水化学「キクスイ SPパワーフッ素」
超耐候性、超低汚染で、また透湿性に優れていて、防藻・防カビ性もあります。
参考価格:中~上塗り(材料費込)5500~8500円
外壁塗装のフッ素塗料の誤った情報
重ね塗りはできない塗料?
フッ素塗料は固くて、フッ素塗料を一度塗装した上に塗ることができない塗料という情報がありますが、間違いです。
最近は技術も進化して、下塗り材を適したものを使用すれば、問題ありません。
しかし、注意してほしいことがあります。
フッ素塗料で、施工してもらっている最中に、色が納得出来ず、違う色で再塗装する時は、下塗り材で対応するというのはオススメできません。
短い期間で、下塗り、中塗り、上塗り、下塗り、中塗り、上塗りと繰り返すと、2回目の下塗りが意味を成しません。
このような場合、塗装した部分を削り取るか、塗装し終えて、一旦しばらくの期間落ち着かせるかすることをオススメします。
ひび割れを起こしやすい塗料?
半分正解で、半分不正解です。
塗料自体は、確かにひび割れしやすいですが、下塗り材を弾性系を使用するなどの工夫をすれば、他の塗料と変わらないレベルまでいきます。
まとめ

フッ素塗料の特徴、メリット、デメリットは分かりましたか。
また、メーカー毎のオススメの塗料を紹介させてもらいました。
それでは、フッ素塗料で工事してもらうと決めたら、次は見積もりしてもらいましょう。
コチラでは、おすすめの一括見積もりサイトを紹介しています。
⇒ 選定は慎重に!外壁塗装一括見積もりおすすめサイト