
こんにちわ!管理人の真也(@IrohaReform)です。
外壁塗装って工事金額が高いですよね。
「少しでも安く抑えたいけど、仕上がりの質も落としたくない」
実は外壁塗装でも断熱材、遮熱材のような省エネ対策の材料であったり、工事範囲を守れば、助成金・補助金が受けられます。
ただ助成金や補助金って色々とルールが細かかったり、種類が多すぎてどれが当てはまるかイマイチ分からなかったりしませんか?
良く間違われるのが「火災保険」との違いです。
こちらでは、外壁塗装で受け取れる助成金、補助金について詳しく解説しています。
「遮熱塗料」「断熱塗料」が鍵になります。
また、参考例に墨田区、千代田区、大田区、北区の助成金を受け取る条件、また東京都以外の大阪、兵庫も紹介しています。
すぐに参考例を見たい方はコチラ
目次
外壁塗装、リフォームで「助成金」「補助金」は受け取れるの?
条件に応じて貰えます
受け取れます。
正確に言うと、工事内容により受け取ることが可能な地域があります。
では、どのような工事内容なら、どうすれば支給されるのかを解説していきます。
と、その前に「助成金」「補助金」について簡単に説明しておきましょう。
「補助金」「助成金」について理解している方は飛ばしてコチラへ
そもそも「助成金」「補助金」とは?
国土交通省、厚生労働省、経済産業省、地方自治体などが定めた支援金の事を「助成金」と言います。
助成金や交付金、奨励金などを総称したものを「補助金」と言います。
今回取り上げる「助成金」「補助金」とは、アナタが住んでいる国、都道府県、市町村など、自治体からもらえる支援金のことを指します。
助成金とは
各自治体で定められた条件を満たすと、受け取ることが可能なお金のことです。
補助金とは
各自治体で定められた条件、かつ期間限定で応募して、審査に通れば受け取れるお金のことです。
助成金と補助金の違い
簡単に分けると、2点です。
期間の長さ
1つ目は、期間です。
基本的に期間が定められているのですが、期間が「補助金」は長めで、「助成金」は短めです。
審査の有無
2つ目は、審査の有無です。
こちらも基本的に審査があるモノが「補助金」、そうでないモノが「助成金」です。
どちらにも共通する内容
- 返済の必要なし
- 定められた条件を満たさないと、支給されない
- 各自治体により、条件が違う
- 各自治体により、支給内容が違う
- 各自治体により、ある内容、ない内容がある
最後の「各自治体により、ある内容、ない内容がある」というのは、どういうことなのか。
それでは、ここからは外壁塗装で考えてみましょう。
同じ内容でも助成金・補助金がもらえる地域ともらえない地域がある
「ガイナ塗料」を外壁塗装の材料に使用したとします。
ある自治体では「上限20万円で工事費用の10%」助成金が支給される地域もあれば、1円も支給されない地域もあります。
条件の厳しさも、各自治体で変わりますが、元々その条件があるのか、ないのかも調べておく必要があります。
助成金・補助金と火災保険の違い
火災保険は、保険料を毎月、毎年払って、火災などの自然災害による建物、家財の損壊があった場合に、受け取れる保険です。
助成金・補助金は、税金を収めていれば、国、自治体の決められた工事内容に合う場合のみ、受け取れる援助金のことです。
火災保険は、あなたの決めた保険会社、助成金・補助金は国、自治体からもらえます。
お金が発生する場所も違います。
間違いやすいのですが、全くの別物だと理解しておきましょう。
外壁塗装の補助金、助成金とは?

外壁塗装をする時の、補助金・助成金は工事費用の一部を負担してもらえます。
しかし、好きなようにただ外壁塗装すれば良い訳ではありません。
補助金・助成金を受け取る条件、縛りが存在します。
その条件を満たした内容の場合のみ、受け取れます。
補助金の場合は、そこから審査に通れば、受け取れます。
どんな条件があるの?
それぞれの自治体、国によって条件が変わりますが、ココではどのような条件があるのか確認していきましょう。
- 工事金額の制限がある
- 工事内容に制限がある
- 使用材料に制限がある
- 工事箇所に制限がある
- 施工業者に制限がある
- 住所に制限がある
- 今の住所に来ての年数に制限がある
- 自宅の規模、築年数に制限がある
細かい点まで書き出すと、キリがないのですが、大きな制限はこのようになります。
この制限をいくつか組み合わせた条件で、それを満たせば補助金・助成金を受け取れます。
受け取れる工事内容は省エネがポイント
外壁塗装では、大体の自治体が挙げている条件は材料の指定です。
- 高断熱塗料
- 高遮熱塗料
このいずれかの材料で、外壁塗装をして、地域環境に良い工事をすれば支援金をあげますよということですね。
断熱、遮熱塗料について
断熱、遮熱塗料はヒートアイランド現象の緩和、省エネルギー化の促進に役立つ材料となります。
断熱塗料とは
外部の熱が内部に入らないように、内部の熱が外部に出ていかないように抑えることに特化した材料を、断熱塗料と言います。
断熱塗料としては、㈱日進産業のガイナが有名ですね。
コチラでは、ガイナ塗料の解説をしています。
⇒ ガイナで外壁塗装をする前にメリット・デメリットを確認!
遮熱塗料とは
太陽光などの熱を効率よく反射させ、建物自体が熱を保たないように特化した材料を、遮熱塗料と言います。
環境に良い断熱・遮熱塗料を使用して、より良い環境にしていくことを、各自治体は目指しています。
それを促進していくために、助成金・補助金が支給される仕組みなことが多いです。
外壁塗装の助成金・補助金の申請から受け取りまでの流れ
どのような助成金・補助金があるのかを調べました。
いざ、助成金・補助金を受けたいとなった時の流れを解説します。
- 助成金・補助金の受給申請する
- 支給許可通知
- 工事開始
- 工事終了
- 指定書類提出
- 現場確認
- 助成金・補助金受け取り
このような流れが一般的です。
とりあえず外壁塗装しようと思ったら、助成金・補助金の条件を確認しましょう。
分からないことがあれば、役所または業者と相談して、内容を決めていきましょう。
外壁塗装の助成金・補助金の6つの注意点
助成金・補助金を受け取る時の注意点6つ挙げます。
- 施工内容、使用材料などの制限の確認
- 申請から受け取りまでが、時間のかかる場合もある
- 許可通知をもらってから施工開始する
- 提出書類の確認
- 施工業者に縛りがある場合もある
- 税金を滞納していると受けられない
1.施工内容、使用材料などの制限の確認
上記でも挙げてきましたが、施工する箇所、使用出来る材料に縛りがある場合があります。
アナタの希望した工事と、条件が合致するのかどうか、しっかりと確認しましょう。
2.申請から受け取りまでが、時間のかかる場合もある
業者への支払いを、助成金をそのまま利用しようと思っていても、支払いまでに受け取れない場合もあるので、気をつけましょう。
とりあえず工事をいつ頃にするのか決めたら、申請期間、受け取り可能期間を必ず確認しましょう。
また「あと数日早ければ助成金もらえたのに。。。」
なんてことないようにしましょうね。
3.許可通知をもらってから施工開始する

基本的には、許可・決定通知後に施工開始するのが一般的です。
しかし、施工後に申請といった場合もあるようです。
申請期間、申請時期の確認は確実に行いましょう。
4.提出書類の確認

申請内容に「提出書類」があります。
場合によっては、図面などの提出もしなければならないです。
図面となると、アナタで準備するのも大変です。
業者にお願いして、揃えていかなければならず、時間が多少かかる可能性があると、頭に入れておきましょう。
5.施工業者に縛りがある場合もある

参考例にも挙げた「北区」のように、業者の指定もある地域もあります。
業者を決めてから、気付いたら、せっかく準備していた業者にお断りするか、助成金を諦めるか。。。
そのようなことにならないために、予め確認しておきましょう。
6.税金を滞納していると受けられない
当たり前ですが、国、都道府県、自治体に納める税金を滞納している場合は、審査には通りません。
助成金・補助金は、みなさんの税金で回しています。
その税金を払っていないのに、もらいたくても、、、
そんな虫がいい話はありませんよね。
助成金の受け取りには地域ごとに違いがある?
上記でも説明してきましたが、住んでいる地域により、受け取れる工事内容、金額に違いがあります。
そもそも補助金・助成金を断熱・遮熱塗料で工事してももらえない地域もあれば、条件なく外壁塗装をすればもらえる地域もあったり、、、
地域によってそれぞれ違います。
参考例
では、ココでは東京の区ごとの条件をいくつか確認してみましょう。
指定塗料「墨田区」
1つ目は墨田区を見てみましょう。
墨田区は「地球温暖化防止設備導入助成制度(31年度)」という制度をとっています。
外壁工事の場合、「遮熱塗料」を使用すれば、戸建ての場合、工事費用の10%(限度額20万)の助成金が支給されます。
参考:地球温暖化防止設備導入助成制度|墨田区公式ウェブサイト
屋根のみ「千代田区」
2つ目は千代田区です。
「平成31年度ヒートアイランド対策助成」という制度です。
こちらも「高反射率塗料」を使用し、省エネを促進させるための助成金ですね。
しかし、屋根のみしか工事指定範囲に入っていません。
同じような塗料の指定があっても工事範囲の指定も異なる場合もあります。
参考:平成31年度ヒートアイランド対策助成|千代田区公式ウェブサイト
指定塗料なし「大田区」
3つ目の大田区は「平成31年度 住宅リフォーム助成事業」となります。
大田区の場合は、「環境への配慮」で、「壁の改修(断熱)」という項目があります。
こちらは、墨田区と同様に、材料指定の条件を満たせば、助成金を受け取れます。
ただ注意してほしいのは、「住まいの長寿命化」という分野で、「外壁の改修(断熱を除く)」という項目もあります。
つまり、大田区の場合、塗料の指定なく、外壁塗装しても助成金が受け取れるようです。
ただ、断熱塗料を使用した場合と、そうでない場合では、項目が変わります。
助成金額はどちらも、助成対象学の10%(限度額20万)と変わりません。
参考:平成31年度 住宅リフォーム助成事業のご案内|大田区公式ウェブサイト
リフォーム全般「北区」
最後は北区です。
「住まい改修支援事業」という制度です。
基本的には、工事内容に指定はなく、外壁塗装も、材料、範囲指定はありません。
金額は、10万以上の改修工事で、工事費用の20%(限度額10万)です。
細かい付帯工事では、対象外になるものもあります。
しかし、注意してほしいのが「区内の中小事業者」を利用しなければなりません。
他の業者を利用すると、対象外となってしまします。
このように、工事内容は指定はないが、業者指定がある場合もあります。
都内、区ごとでも、複数の条件を提示されているのが、分かりましたか。
では、東京都以外の例も見てみましょう。
東京都以外の大阪府大阪市では
大阪市では、「大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業」という制度が設けられています。
その中に、外壁、屋根、居室の天井又は床の断熱改修工事が含まれています。
しかし、断熱塗料は、該当外のため、外壁下地、外壁材で指定された断熱材を使用したリフォームでしか、助成金・補助金は受けてれません。
受け取れる金額は、対象工事費の1/3(限度額75万円)です。
その他の詳しい内容は、こちらの大阪市のホームページで確認できます。
⇒ 大阪府大阪市ホームページ「子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修費を補助します」
東京都以外の兵庫県神戸市では
神戸市では、外壁の特化した助成内容はありません。
その代わりに、「高齢者・障害者への支援」「子育て世代への支援」「耐震診断改修への支援」などがあります。
年代や内容により、受けられる助成金の内容が変化します。
詳しくは、コチラの神戸市のホームページで確認しましょう。
⇒ 兵庫県神戸市ホームページ「すまいをリフォームする・改修する」
アナタの地域の制度の調べ方

基本的には、各地方自治体のホームページで確認が出来ます。
アナタの住んでいる地域の、ホームページを検索し、「手続き」「申請」といったページに細かく明示されていると思います。
分からない場合は、直接役所・都道府県庁に聞きに行くか、電話連絡をすれば、教えてもらえます。
ホームページでも調べることは可能ですが、やはり直接説明を受けて理解することをオススメします。
施工業者の条件
条件内容とは?
自宅の地域で、定められた業者なのか。
指定材料を使用できる業者なのか。
ただ好きな業者にしてもらえば良いということでもないのです。
業者が書類の提出までしてくれる?
また、業者によっては提出書類など全てやり取りしてくれることもあります。
アナタは、サインする箇所にサインして、ハンコを押してというだけで、補助金・助成金を受けられます。
業者を選ぶ時は、このような所まで確認して選ぶことをオススメします。
書類の提出までしてくれる優良業者の見極め方、探し方については「外壁塗装の人気の優良業者選び。悪質業者はトラブルの元」で詳しく解説しています。
施工業者の探し方

私がおすすめする業者の探し方は、「塗装業者紹介仲介(一括見積もり)サイト」を利用することです。
塗装業者紹介仲介サイトに登録すれば、一度に複数業者を紹介してもらえます。
また、サイトのアドバイザーに予め、「この地域で助成金を受けたい」と伝えておけば、その条件で業者を選定してくれます。
自分で、出来るか出来ないかを確認して回ることが不要になり、非常に助かります。
コチラの記事で、私がおすすめの一括見積もりサイトを紹介します。
⇒ 損しない外壁塗装!一括見積もりサイトおすすめ3つ
まとめ
まずは、アナタのお住まいの地域では、どのような助成金、補助金があるのかを確認してみましょう。
その条件に合った工事が希望かどうかから考えていきましょう。
また、利用する業者により、提出書類の作成などでアナタの負担が大きく変わります。
業者選びも慎重にしていきましょう。