
こんにちわ!管理人の真也(@IrohaReform)です。
戸建て住宅に住んでいる人は、10年に1度ぐらいのスパンで外壁塗装をして、建物を維持管理します。
建物を維持していくには、必要不可欠かもしれないけど、高額な相場の外壁塗装を出来るだけ安く抑えたいですよね。
今から説明する4つのポイントを抑えるだけで、外壁塗装の費用を最大100万円以上安くすることが出来た例もたくさんあります。
先に言っておきます。
「格安パック」には要注意です。
目次
外壁塗装を安く抑えるポイント1「相見積もりをとろう」
まずは相見積もりをとることです。
相見積もりとは、複数の業者から工事の見積もりをもらうことを言います。
外壁塗装を安く抑えるために、一番大事といっても過言ではありません。
複数の業者から見積もりしてもらうことにより、金額の比較ができます。
適正な金額でない業者が、一目瞭然です。
さらに、得意不得意な分野というのが、業者にもあります。
得意な分野なら、他の業者と比べ、安くなったり、不得意だとその逆になったりします。
そこまで細かい金額差は、いくつかの見積書を、見比べていくのが一番です。
外壁塗装を安く抑えるポイント2「工事ごとの単価を知ろう」

工事の平均単価、相場金額が分からないと、高いのか安いのかの判断ができません。
せっかく見積書をもらっても、その判断が出来ないと、損する可能性があります。
しっかりと相場感が頭に入っていると、業者と相談、駆け引きができるので、オススメです。
優良業者なら基本、少しでも安く抑えるように見積書を作ってくれます。
しかし、悪徳業者の場合、素人では分からない範囲で、金額を上増ししてきます。
工事ごとの単価を知っていると、悪徳業者に騙されることはないでしょう。
コチラでは、工事ごとの単価、見積書の例などを解説しています。
⇒ 外壁塗装の見積書例公開!見積もりを安くする術・費用テク
外壁塗装を安く抑えるポイント3「塗料の知識をつけよう」
外壁塗装の工事で、一番価格の差が出るのが、使用塗料です。
15年以上の耐用年数のある良い塗料を使用するのと、10年程度の耐用年数のそこそこの塗料を使用するのでは、建物の規模にもよりますが、20万~100万程度の差が出るでしょう。
あなたの希望する塗料は、本当にそんな高価な塗料ですか?
もっと安価な塗料でも、希望内容を押さえられるのではないですか?
この判断が出来ると、大きな値引きに繋がります。
分からないと、どうしても安心、安全な少し高い方を選んでしまいますからね。
塗料とお金の疑問1「シリコンもフッソもウレタンも実際変わらない」
いいえ、塗料の種類により、メリット・デメリットは確実に発生します。
シリコン系、フッソ系、ウレタン系など塗料には、たくさんの種類があります。
その種類に関係なく、約10年経ったら外壁塗装しなければならないから、種類は関係ないという意見も目にします。
しかし、そのようなことはありません。
基本的な考え方としては、安価な塗料を塗れば、その分の耐用年数しか持ちません。
高価な塗料を塗れば、その分長く塗料の性能が保たれ、次回の外壁塗装の時期が延びます。
1回の外壁塗装の費用が高くても、長い期間で見れば、結果的にコストパフォーマンスが良い塗料、種類がありますので、塗料選びは慎重に行いましょう。
塗料の種類、耐用年数、特徴についてはコチラで詳しく解説しています。
⇒ 外壁塗装の塗料の種類別に特徴、単価、耐用年数を比較解説
塗料とお金の疑問2「塗料の色の違いで費用は変わる」

外壁塗装の塗料の色の違いで、費用は変わります。
ただ、1つ1つの色で価格が変わるわけではありません。
基本塗料には、標準色といって、その塗料でできる色が何種類から何十種類用意されています。
その中に、自分のしたい外壁の色がない場合には、調合して、新たに色を作ることもできる塗料がたくさんあります。
あなたの希望の外壁の色が特殊な場合は、もしかすると別途追加料金が発生するかもしれないといった内容となります。
ですので、心配することはありません。
予め希望の色が特殊の場合は、選定する塗料の標準色を気にして、塗料を選びましょう。
塗料とお金の疑問3「格安パックの塗料は信用できない」
訪問販売業者の、「格安パック」には、十分気をつけましょう。
直接自宅に来て営業したり、チラシで営業しているような業者は、少しでもあなたの目に止まるために、「格安パック」などといった過剰表現が目立ちます。
しかし、契約に進むにつれて、追加が発生したり、聞いていないという内容を、よく聞きます。
外壁塗装、リフォームは、工事後にクレーム、トラブルが非常に多い分野です。
工事金額が高額なのも大きな要因でしょうが、なんといっても専門知識がない人にとっては、どこにどのぐらいのお金が発生するのが、極めて不明確なことが原因だと言われています。
「格安パック」というフレーズは、あなたを騙そうとしているフレーズなのではと疑って、慎重に業者を選びましょう。
外壁塗装のクレーム、トラブルについては、コチラで過去の事例とともに詳しく解説しています。
⇒ 外壁塗装工事の8つのトラブル事例と解決法。隣家には注意
外壁塗装を安く抑えるポイント4「優良業者を探そう」
最後のポイントは、優良業者に工事してもらうことです。
ここでの優良業者とは、どのような業者を指すのか。
工事の質、職人さんの腕が良い業者。
お客さんの気持ちを第一に優先してくれる業者。
工事金額で、騙して儲けようとしない業者。
大きく分けると、このようなことができる業者さんに工事をお願いしましょう。
その他に細かく言うと、キリがないのですが、最低限これらができる業者を探したいですね。
コチラでは、外壁塗装の優良業者の探し方を詳しく解説しています。
⇒ 外壁塗装の優良業者の探し方。トラブルのない業者の選び方
安さを追い求めても注意したいこと

安さを追求しすぎると、気をつけてほしいのは、手抜き工事、欠陥工事ですね。
いくら安く工事してもらえても、その後に修繕、補修工事が必要となり、追加でお金がかかっていては、本末転倒ですよね。
そのために、安く工事してもらう際にも、気をつけて見ておく内容を紹介します。
安すぎる見積書には要注意
こんなに安く工事してくれるの?と思うような見積書には、気をつけてください。
何か手抜き工事になるのではないか。
工事中、工事後にトラブルになる可能性があるのではないか。
などと疑ってかかるようにしましょう。
安く抑えるポイントでも紹介しましたが、「相見積もりで比較する」「工事ごとの単価、価格を知っておく」といった内容で対処できます。
とにかく安い見積書で決定!という判断方法だけはしないようにしましょう。
訪問販売、チラシには要注意
訪問販売、チラシ勧誘の工事金額って格安なことが多くありませんか。
「外壁塗装モニター価格で今なら30万~」
「超高性能シリコン塗料を格安パックで50万ポッキリ!」
「先着◯名まで40万で外壁塗装します」
などの謳い文句をよく目にします。
営業として、お客さんの気持ちを惹かせるためのフレーズです。
実際工事するとなると、これもあれもと追加させられて、当初の金額と全然違うことになったりします。
また、本当にその金額で済んだが、そのレベルの工事内容になってしまったりします。
安かろう悪かろうではないですが、格安の工事には、その理由があります。
本当にあなたの希望の耐用年数を確保できる外壁塗装なのでしょうか。
訪問販売、チラシで工事するなとは言いません。
しかし、余計に疑って確認していきましょう。
追加工事には要注意

安く抑えるために、最低限の工事内容、材料、工期、人数で見積書を作成してもらうと、予定外なことが発生した場合、追加料金を請求されることがあります。
悪徳業者の場合、初めから追加工事、追加料金をもらう前提で、初めの見積書の金額を格安にすることがあります。
しかも、大抵の場合、追加でお願いするしかない状況に追い込まれます。
極端な例でいうと、外壁4面のうち3面分しか材料を見てなかった。
残り1面どうしますか?
塗るなら追加料金が発生します。
塗らないなら、今スグ足場は解体します。
また塗りたいと言われても、足場をもう一度組まないと行けないので、追加料金が発生します。
周りの塗料との乾きの問題で、早く答えを出してください。
このような実体験を聞いたことがあります。
ザ・悪徳業者ですね。
極端ではありますが、このようなことをないことではないです。
追加工事についても、工事契約前にどのように対応、対処していくことになるのか、業者と話をしておきましょう。
「外壁塗装一括見積もりサイト」を利用してみよう

安く抑える最大のポイントは「相見積もり」をとると紹介しました。
でも、自分で複数の業者を探して、やり取りして、見積書をもらうのって大変ですよね。
そんな時に便利なのが、「外壁塗装一括見積りサイト」です。
サイトに登録するだけで、加盟業者を複数社紹介してくれるサービスを展開しています。
私も実際にいくつかのサイトに登録して利用してみましたが、大満足いくサービス内容でした。
コチラで、私が利用してみて良かったサイトをいくつか紹介しています。
⇒ 選定は慎重に!外壁塗装一括見積もりサイトおすすめ3選
まとめ
外壁塗装を少しでも安く抑えるポイントを解説しました。

何をすれば、安く抑えられるか分かりましたか。
ちなみに、「修繕費用と耐震性能からみた住宅の維持管理に関する調査」という研究でこのようなことを言われています。
長期居住の修繕費の平均は約 16,400 円/月,2,286円/年/㎡,約 190 円/月/㎡と試算され,住宅の維持管理費用の目安を示す際の一助になり得る。
引用元:修繕費用と耐震性能からみた住宅の維持管理に関する調査 -横浜市の木造戸建て住宅のケーススタディを通して- 日本建築学会技術報告集 浅見美穂、児玉達朗、定行まり子
この論文内の事例の平均で見ると、このような金額が算出されたようです。
この金額だけ見ると大したことないような気もしますが、実際は10年近く積もって、100万、200万、300万という金額となります。
参考程度に、この金額を覚えておくと、リフォーム、外壁塗装の計画に役立つのではないでしょうか。
実際にこのような金額がかかる、そして今回紹介した安く抑えるポイント4つを覚えておけば、平均以上に安く抑えられる可能性が大きくなります。