
こんにちわ!管理人の真也(@IrohaReform)です。
外壁塗装の見積もりで一番価格差が出るのは塗料費、塗装費です。
その項目で適正な見積書かどうか判断出来ると言っても過言ではありません。
相場通りの施工費、塗料単価なのか。
満足いく種類、塗料を選び、適正な価格で工事してもらうために頭に入れておいて欲しいことを紹介します。
塗料種類別の価格表で、価格比較して確認しましょう。
リフォーム、外壁塗装は、後のクレーム、トラブルが非常に多いです。
その理由の大半を占めるので、金額内容の不透明さ、悪質な勧誘により騙されることです。
あなたの見積書が適正か判断する方法、訪問販売などの注意点についても紹介していますので、是非参考にしてください。
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種類別に塗料を比較
まず塗料の種類って、何かを説明します。
外壁塗装する時に、使用する塗料によって、性能、効能、耐用年数、金額が変わります。
ココでは、各種類の価格、耐用年数を比較してみましょう。
種類別の価格表で価格を比較
まず、価格の違いを確認しましょう。
塗料の種類 | 相場価格(/㎡) |
アクリル系 | 1000~1500円 |
ウレタン系 | 1700~2200円 |
シリコン系 | 2300~3500円 |
ラジカル | 2500~3800円 |
フッソ系 | 3800~4800円 |
光触媒 | 4000~5500円 |
基本的に、金額が高くなるにつれて、耐用年数が上がり、性能が良いものになるという考えで良いです。
シリコン系とフッソ系を使用した場合の、工事金額の簡単な例を紹介します。
45坪の2階建ての住宅の外壁をシリコン系で外壁塗装した場合、工事全体の費用は約90万~150万です。
同じ45坪の2階建ての住宅の外壁をフッソ系で外壁塗装した場合、工事全体の費用は約100万~180万です。
塗料の単価、費用が上がると、このぐらいの全体費用の差が発生します。
耐用年数を比較
次は、種類ごとの耐用年数です。
塗料の種類 | 耐用年数 |
アクリル系 | 3~7年 |
ウレタン系 | 5~10年 |
シリコン系 | 8~13年 |
ラジカル | 10~15年 |
フッ素系 | 15~20年 |
光触媒 | 15~20年 |
外壁塗装のスパンは、およそ10年に1度と言われています。
シリコン系、ラジカル、フッ素系、光触媒辺りは、目標の10年は塗料の効果が続き、安心して、次回の外壁塗装を待てますね。
しかし、安価なアクリル系、ウレタン系は、10年までは、持ちません。
塗料の効果が切れた状態で、そのまま過ごすと、外壁が劣化していき、雨漏り、崩壊、自然災害時の耐久がなくなるなど不安要素が出てきます。
塗料の種類別のシェア率
戸建て住宅で使用されている種類別のシェア率はこのようになります。
シリコン系は半数以上のシェア率があります。
やはり、目標の10年以上持ち、お手頃という点が評価されているのでしょう。
オススメの塗料の種類は?

おすすめは「シリコン系」です。
シェア率を見れば、一目瞭然ですが、ダントツのシェア率を誇っています。
どんな条件、環境にも柔軟に対応した種類があるのが、シリコン系です。
ラジカル、光触媒と、より良い種類もありますが、どうしても、条件、環境に左右されがちな面があります。
また、フッ素系のような耐用年数ではピカイチなのですが、それなりに金額もアップしてしまいます。
やはりお手頃な価格で、アナタの希望に沿った種類となると、シリコン系塗料をおすすめします。
diyで使用できる塗料について

各大手塗料メーカーの人気な塗料がありますが、好きにどれでもdiyで使用できるわけではありません。
塗料ごとに、使用方法、施工方法が決められています。
素人が好き勝手、塗って、本来の性能が発揮できるとは限りません。
決められた施工方法でない施工をしたのに、謳っている性能が発揮できなかった。
謳っている期間、塗装が持たなかった。
といった苦情を防ぐために、メーカーも市販では、なかなか販売しません。
塗装の許可を持った業者にしか、販売しない商品も多数あります。
もしアナタが、diyしようと考えているならば、どのような塗料を購入できるのかも調べてから、計画することをオススメします。
外壁塗装にオススメの塗料の単価
コチラでは、下塗り材、シリコン系、フッ素系、光触媒ではどこのメーカー、種類がおすすめか紹介します。
良い塗料自体は、たくさんありますが、ココではその中の、一部を紹介できたらと思います。
フィラー、シーラー(下塗材)
下塗り材として用いられるのが、大きく分けて、2種類あります。
フィラー、シーラーの2つです。
フィラーとは、ガタガタな面に塗装する場合に使用される下塗り材です。
シーラーは、上塗りする塗料が外壁に吸い込まれすぎないように、吸い込みを抑えるために使用します。
下地の外壁の種類、状態、上塗りする材料などにより、適したものを選びます。
フィラーとシーラーを合わせて使用する場合もあります。
厳密に言うと、フィラーは下地調整材などとも呼ばれています。
フィラーの価格は、下塗り(材料費込)600~1500円/㎡です。
シーラーの価格は、下塗り(材料費込)300~900円/㎡です。
シリコン系塗料

シリコン系では、エスケー化研「クリーンマイルドシリコン」をオススメします。
クリーンマイルドシリコンについては「クリーンマイルドシリコンで外壁塗装!色見本、単価を紹介」で詳しく解説しています。
シリコン系塗料の中でも、国内トップクラスに使用されています。
使用しても、まず間違いなく満足いく塗料です。
価格は、中~上塗り(材料費込)2500~3500円/㎡です。
フッ素系塗料
フッ素系では、日本ペイント「Duflonファイン4Fセラミック」がオススメです。
超耐久性能、超対汚染を備えた、最高級の塗料の一つですね。
価格は、中~上塗り(材料費込)4500~6500円/㎡です。
光触媒塗料
光触媒では、日本特殊塗料「エヌティオ」ですかね。
正直、光触媒に関しては、塗料メーカーの大手企業の商品はありません。
そのせいもあってか、世間にもあまり普及していません。
今の所戸建住宅にも、なかなか使われにくい材料です。
その中でも、着実に実績を残していっているエヌティオをおすすめにします。
価格は、中~上塗り(材料費込)5500~7500円/㎡です。
外壁塗装の見積書が相場通り(単価が正しいか?)を判断する方法

見積書をもらっても、それが適正かどうかなんて分かりませんよね。
私がおすすめする方法としては、使用する塗料の種類だけでも確定してしまうことです。
そうすれば、ある程度の参考価格までは掴めます。
あとは、その種類の中でも、お手頃な塗料にするのか、高価な耐久性の良いものにするか程度の金額差しか変わりません。
一番価格差が生じるのは塗装費
価格差が生じるのは、正直使用する塗料の違いぐらいです。
足場、外壁洗浄、養生などは、どこも似たり寄ったりの金額になります。
そこで、大きな金額差がある業者は、候補から外してしまって良いでしょう。
指定された塗料で、他にも見積もりしてもらう

複数社から見積もりをしてもらっておけば、参考にするものがあり、選びやすくなります。
また、外壁塗装自体、大きな金額が動きますので、業者ごとで10万単位の差も出てくると思います。
少しでも安く抑えたい人は、是非複数社からの見積もりをとることをおすすめします。
しかし、複数社から見積もりしてもらうのは大変ですよね。
そこで、利用してみてほしいのが、「一括見積もりサイト」です。
⇒ 外壁塗装一括見積もりサイトは電話勧誘が心配?注意点解説
見積もりしてもらい参考価格として保管するのもあり
外壁塗装工事してもらうのは、まだ先だからという人でも、一度見積もりしてもらっておけば、それを保管しておけば、参考にするものがあり、便利です。
おすすめの一括見積もりサイトについては「外壁塗装無料一括見積もり比較サイトおすすめ3選」で詳しく解説しています。
外壁塗装を勧める訪問販売の注意点とは

みなさんが「外壁塗装をしなきゃな」と思う1番のきっかけの一つが訪問販売、飛込営業だと思います。
チラシや口頭で聞くと、とてもお得な気持ちになります。
相手も営業のプロですから、仕方ないことです。
しかし、そこで口車に乗って、相手のペースで契約してしまうのは、非常に危険です。
ココでは、訪問販売、飛込営業の時の注意点を解説します。
割引額でお得感を出す
見積書の金額を、高めに書いて、サービスで割引しますよというのは、ほぼ使ってくるテクニックです。
元々の200万が、サービスで100万になると、金額差が大きい分、得した気分になり、契約してしまいがちです。
しかし、元々90万で出来る工事だったらどうでしょう。
見積書自体は、業者の好きな金額を書き込めます。
元々の金額が適正なのかどうか、見極めが必要になります。
モニターモデル価格と言ってお得感を出す
モニターモデル、地域モデルも良くあるケースです。
新しい施工方法なので、新しい塗料なので、未開拓な地域ですので、といった謳い文句で、安くなりますので、施工させて下さいとなります。
「壁一面無料です」
しかし、一面だけではみっともないし、足場やら養生費がもったいないので、他の面もしませんか?という流れに持っていきます。
「足場代は無料にします」
しかし、他の項目の金額で調整して、業者は損しないようにしてきます。
「塗料代格安にします」
しかし、その代わり、塗装後の不具合が出ても、保証しません。
といったように、良い内容の裏には何かあると考えるましょう。
「何日以内に契約ならサービスします」は危険
たちの悪いのが、今すぐ契約してくれればや、何日以内に契約してくれれば、といった営業ですね。
知り合いに聞いたり、調べたりされると、都合が悪いから、このようにするのでしょう。
急かせれるような営業の場合は、考えなしにお断りしても問題ないと言っても良いでしょう。
オリジナル塗料には要注意

「自社開発のオリジナル塗料を使用します」という場合があります。
正直に言って、怪しすぎます。
成分やら性能については、好きなように誤魔化せます。
きちんと表示しないといけないですが、抜け道を見つけ、過剰表現して、良い風に書いてきます。
オリジナル塗料となると、他との比較対象がないため、適正な金額もうやむやになってしまいます。
確かに優れた良いオリジナル塗料もあるのでしょうが、まずは疑ってみることをおすすめします。
訪問販売の金額が適正か判断する方法
判断する方法は、大きく分けて2つあります。
アナタが見積書を見て判断する
1つ目は、アナタ自身が、見て判断する。
それには、外壁塗装の知識を入れておかなければなりません。
なかなか難しいですよね。
コチラでは、外壁塗装工事の適正な見積もり金額を紹介しています。
⇒ 外壁塗装の見積書例公開!見積もりを安くする術・費用テク
このようなサイトで、見比べるのも手です。
相見積もりしてもらう
2つ目は、他の業者からも見積書をもらい、おかしな金額差がないかで判断する。
「相見積もり」と言われます。
同じ条件で、複数社から見積もりしてもらい、安さ、施工内容を検討して、業者を決める方法です。
複数社から、同条件で見積もりをしてほしい時に、便利なのが、「外壁塗装一括見積もりサイト」を利用することです。
一括見積もりサイトについては「外壁塗装一括見積もりサイトは電話勧誘が心配?注意点解説」で詳しく解説しています。
まとめ

アナタの見積書の塗料、塗装の費用が適正かどうか判断する方法を解説してきました。
おすすめの塗料の種類は理解しましたか?
また、訪問販売、飛込営業には、くれぐれも注意してくださいね。