外壁塗装ってどのくらいの期間の工事になるの?
下塗り、中塗り、上塗りって何?
外壁塗装の工事中普段の生活にどの程度影響あるの?
このような疑問をお持ちのあなた。
外壁塗装の工程を詳しく説明しますので、読んでいってください。
目次
外壁塗装の流れ
足場組立
まずは塗装範囲に人が行き来できるように、足場を組みます。
隣地との隙間が狭くて心配という方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
見積りの際に、業者は足場の組み方も考えているので、心配はいりません。
玄関、勝手口などは予め通れるように組んでくれますし、ここには通れるようにしておいてほしいと、組立前に伝えておけばある程度のことなら対応できます。
組立後、塗装工事中に「やっぱりここも…」となることが、一番大変なので、組立前にきちんと打ち合わせしておきましょう。
外壁洗浄
足場が出来れば、次は外壁の洗浄です。
新しく塗装する前に、細かい汚れ、ホコリをしっかりと洗い流します。
洗浄なしで塗装しても、塗装が剥がれやすく、せっかく大金を出したのに、また数年でリフォームを考えなければならないので、しっかりと洗浄してもらいましょう。
下地処理
クラック、欠け、シーリングの劣化等の塗装前に下地の処理を行います。
ここを疎かにしたら、洗浄と同様新しい塗装の効果が激減してしまいます。
あなたが気になっている箇所も、職人さんに伝えておけば、しっかりと対応してくれますので、あなたもグルっと外壁を点検しておくといいでしょう。
ここまで終わりましたら、塗料で汚れないよう各所の養生を行います。
下塗り
さあ、やっと塗装が始まります。
といっても下塗り材はシーラーといった外壁と塗料がしっかりとくっつくための接着剤のようなものなので、見た目では分からないと思います。
中塗り
下塗りが乾くと、いよいよ防水性能があったり、着色された塗料を塗っていきます。
全体的に外壁がキレイになっていくので、見ていて気持ちがいいと思います。
ただ中塗りではどうしてもムラなどが出てしまいます。
そのために上塗りがあります。
上塗り
中塗りが完全に乾いたら仕上げの上塗りになります。
中塗りのムラや、規定の厚みを塗り込むためには必要な工程ですので、下塗りと中・上塗り兼用の2回塗りはあまりオススメできません。
最終点検、補修
上塗りが乾いたら、最後に細かい箇所の塗装をし、点検していきます。
ムラや塗り忘れを、足場を解体してしまってから気付いたら、また足場を組み直さなければならないので、しっかりと点検してもらいましょう。
工期短縮のため、上塗りした日に足場解体、工事完了とする場合がありますが、これもあまりオススメできません。
工程説明の時にチェックし、最後の点検はしっかりと時間をかけるようしてもらましょう。
足場解体
最後の点検も終われば、足場の解体、、片付け、撤収となります。
各工程の日数
・足場組立 1日
・外壁洗浄 1日~2日
・下地処理 1日~2日
・下塗り 1日~
・中塗り 1日~
・上塗り 1日~
・最終点検、補修 2日~3日
・足場解体 1日
各工程の日数はこのような感じになります。
ざっくり塗装工事としては、10日~14日ぐらいが一般的です。
逆にこれより短縮した工程だと、どこかしら端折っていますので、注意してください。
また塗料の種類、乾き具合、季節、天気によりこの日数から前後はします。
よくある不安点
塗装日数が短縮された
よく耳にするのが、下塗り、中塗り、上塗りを2日で完成したと言われたけど、手抜きされたのでは?
という内容です。
様々な要因があるので、一概には言えませんが、考えられるのは中塗り、上塗りを同じ日に行ったか、中塗りを端折って下塗りと上塗りの2回塗りにしたかのどちらかだと思います。
中塗り、上塗りを同じ日にできるかと言いますと、夏場の乾きやすい時期で人数をかければ可能です。
が、一般的にそこまで1軒に人数をかけるのも稀ですし、基本は1工程1日と考えておいたほうがいいです。
もし工程説明の時点で2日を提示していたら、本当に可能なのか聞いておいたほうがいいでしょう。
工事中、室内への影響
塗料の匂いなどがきつかったりするので、基本は窓は開けないほうがいいでしょう。
開けたとしても窓が汚れないように養生もしてあるでしょうから、基本は工事中は窓は使えないと考えておいたほうがいいです。
エアコンなどは予め室外機に匂いがいかないよう養生してもらえますので、気にせず使えます。
もし匂いが入ってきた場合、我慢せずすぐに職人さんに伝えましょう。
塗料の種類によっては、長時間吸い続けると気分が悪くなるものもありますので、絶対に我慢せずに伝えてください。
外回りのものを勝手に壊された
足場の組立、解体時、外壁洗浄時に外壁近くの物に当たったりする可能性はありますので、工事が始まる前に外回りは確認しておいたほうがいいでしょう。
職人さんも気付けば、どかしたり配慮はしてくれますが、絶対はありませんので、確認しておくことをオススメします。
仕上がりがムラなどがあり、いまいちな気がする
上塗り完了後、見ていて気になった点は、足場を解体する前に職人さんに伝えましょう。
出来栄えに関してなら必ず対応してくれますで、納得するまでバンバン言っていきましょう。
職人さんも、あなたの満足いくものを作りたいと思っていますので、大丈夫です。
最後はあなたが満足いくかどうかになりますので、任せっきりではなく、あなた自身が確認することをオススメします。
工事前に知っておくポイント
職人さんのお休みの日は?
施工前に工程の説明もありますが、職人さんのお休みの日は確認しておきましょう。
日曜日は工事してほしくないなど思っていても、伝えてないと、日曜日でも作業する職人さんも大勢います。
工事してほしくない日時など、分かっていれば先に伝えておくといいでしょう。
工事中は外出できない?
工事中に外出し、家に誰もいなくても工事は進むか不安になると思いますが、大丈夫です。
基本職人さんが家の中に入る必要もないので、鍵を掛けて留守にしていても、工事には影響ありません。
洗濯物は干せるの?
洗濯物は塗料がついたり、匂いがついたり等が考えられます。
工事中は外では洗濯物は干せないと考えておきましょう。
外で飼っているペットに影響は?
ペットも洗濯物と同様です。
工事中はなるべく室内に入れるか、外壁塗装工事の影響のないところに避難させてあげましょう。
近所の方に迷惑はかかるの?
近所の方、特にお隣さんには少なからず影響はあります。
工事前に挨拶まわりしておきましょう。
業者によってはお菓子を持って、挨拶まわりしてくれるところもありますので、工事前に業者に確認してみるといいでしょう。
飲み物など出さないといけない?
出さなくても工事にはなにも影響はありませんので、出さなくて構いません。
しかし、職人さんたちも人間なので、飲み物を頂くだけで、良くしてくれるお客さんだな。より良いものを作ろう。と気持ちよく工事していくことができるので、飲み物を出し、コミュニケーションをとっていくと、お互いにいいと思います。
またそのようなコミュニケーションをとっておくと、もっとこうしてほしいといったことも気軽に対応してくれるようになると思いますよ。
気になる点は質問してもいいの?
是非質問していきましょう。
あなたが満足いくようにと職人さんたちも仕事をしているので、嫌な顔をすることもないでしょう。
あなたが気になる点はどんどん質問し、対応していってもらいましょう。
それに職人さんって結構コミュニケーション取りたいって方が多いので、仲良くなっていけるでしょう。
まとめ
いろいろと書いてきましたが、
特に伝えたいのは最後の点検、チェックはあなたも一緒に行いましょう。
何度も言いましたが、あなたの満足いく完成には必要不可欠になりますので、任せっきりにせず一緒により良いものを作りましょう。
工程に関してなんとなく順序、日数などを掴めましたか?
参考にしてもらえると幸いです。