
こんにちわ!管理人の真也(@IrohaReform)です。
ペットを飼っていて、外壁塗装工事での塗料の匂いや騒音を心配されているあなた。
きちんとした対処、対応をすれば、ペットに影響がなく、工事できますので、安心して下さい。
外壁塗装工事のどのような工程でどう影響がするのか。
期間はいつ頃に、何日ぐらいの日数で、どのような影響が発生するのか。
犬、猫、インコなどのペットの他に、赤ちゃんや妊婦さんも関係してきます。
コチラでは、影響内容ごとの対処法を紹介します。
外壁塗装の犬、猫、インコへの影響4つ
外壁塗装の工事中にペットに大きく影響の出るものは、「匂い」「騒音、振動」「水」「養生、足場」の4つが挙げられます。
「塗料の匂い」によりペットの具合が悪くなってしまう。
「騒音、振動」によりペットが怯えてしまう。
「水(外壁洗浄)」によりペットが濡れてしまう。
「養生・足場」によりペットの行動範囲が限られてしまう。
この4つがどのようなタイミングで、どのような影響が出るのか解説していきます。
1.塗料の匂い
どのタイミングの工事か
匂いで影響が出る工程は、下塗り、中塗り、上塗りといった、塗料を使用する時ですね。
使用する塗料の種類により、ペットに影響出てくるものがあります。
塗料の種類については、コチラで詳しく解説しています。
⇒ 外壁塗装の塗料の種類別に特徴、単価、耐用年数を比較解説
どのような種類の塗料が影響ある?

代表的なのでは、溶剤系の塗料ですね。
塗料は大きく分けると、溶剤と水性の2種類に分かれます。
溶剤は塗料の効果を強く発揮できるのですが、匂いがきつく、洗う際もシンナー液を使用しなければなりません。
影響のない塗料もある?
水性塗料の場合、匂いが出ない種類もあります。
保育園の内装などだと、乾けば舐めても害のないような塗料も使います。
しかし、その分塗料としての効果は少なくなり、耐用年数が短くなります。
どの程度の匂いなら我慢できるのか、どの程度の耐用年数なら我慢できるかを考え、塗料を決めましょう。
ペットにどのような影響がある?

溶剤、シンナーを嗅ぐと、人間と一緒で、匂いに酔います。
酔うことで、気持ち悪くなり嘔吐したり、気が狂ったように暴れたり、フラフラになり意識朦朧となったりします。
犬のように鼻の効くペットは、人間の何十倍も敏感に症状が現れます。
ペットに限らず、人体に対しても、塗料に匂い、成分などが、どの程度影響があるのかということに関しては、個人差などもあり、未だにハッキリと解明されていません。
以下の論文は、塗料に含まれる金属と、人体への影響について紹介されています。
金属の人体への作用はまだ良くわかっていないことが多く生物学的見地からメカニズムの解明が行われている。
(中略)
塗料工業は鉛の使用割合が高い工業分野であることがわかる。
論文からも分かる通り、塗料内の金属が人体への作用が、分からない範囲が多いのが現状のようです。
そのため、外壁塗装のように塗料を使用する場合は、管理方法、使用方法の制限を守り、工事します。
ペットに影響のある内容は、今までの研究結果から割り出せますが、どのぐらいの期間、匂い、頻度などは、極力避ける対策をするの越したことはないようです。
塗料の匂いが出る期間、日数は?
期間としては、14日間の工事としたら、大体5日目~13日目辺りに行われる工程となります。
外壁塗装の工程に関しては、コチラで詳しく解説しています。
⇒ 外壁塗装の工程、各工事の日数を解説!洗濯物、飲み物は?
2.騒音、振動
どのタイミングの工事か
外壁塗装で一番騒音が出るのは外部足場の組立て、解体の時です。
他には外壁洗浄するための機械のエンジン音や水の発射音ですかね。
細かく言えば、足場上での作業時は金属に物が当たる音などは工事期間ずっと聞こえてくると思います。
ペットにどのような影響がある?
騒音、振動の影響でペットがビックリしたり、あまりに頻度が多かったり、音が大きかったりすると、怖がったり、怯えたりすることが考えられます。
室内だと、まだ耐えられる音でも、外で飼っているペットだと、遮るものがないため、影響が大きいでしょう。
騒音が出る期間、日数は?
一番影響のある「足場の組立て」「足場の解体」の期間とは、外壁塗装工事の一番初めと、一番終わりの工程になります。
外壁塗装工事スタートして1、2、3日目辺りが足場の組立て作業日です。
14日間で完了予定の工事では12、13、14日目辺りが足場の解体作業日です。
外壁塗装工事の工程、日数を知りたい方はこちら
⇒ 外壁塗装の工程、各工事の日数を解説!洗濯物、飲み物は?
3.水(外壁洗浄)
どのタイミングの工事か
水の影響があるのは、塗装前の外壁洗浄する際です。
家庭であるようなホースではなく、業者用の高圧洗浄機で外壁を洗い流していきます。
ペットにどのような影響がある?
高圧なので、大分飛び跳ねますし、付近にいたら、びしょ濡れになります。
また高圧洗浄の水が、直接ペットに当たってしまうと、大怪我する可能性も十分にあります。
外壁洗浄の期間は?
こちらも14日間の工事としたら、大体2日目~4日目辺りが該当するでしょう。
4.養生・足場
どのタイミングの工事か
足場の組立てをして、塗料がかからないように養生をします。
足場の組立てから足場の解体までが該当します。
ペットにどのような影響がある?
養生がしてあったり、足場があると、普段は歩けた場所が歩きにくくなったり、通行すること自体不可能になったりします。
人間とペットは違う
人間なら見たら、行けないなと判断できますが、ペットは間違って判断することもあるでしょう。
どのような危険がある?
それにより足場にぶつかり怪我をしたり、挟まって抜けられなくなったり、養生をグシャグシャに壊してしてしまったりと考えられます。
また、外で飼っている場合、足場付近は上から物が落ちてくる可能性もあります。
上で作業している時は、絶対に近づいてはいけません。
養生・足場の期間、日数は?
足場の組立ては工事の初めに行います。
足場の解体は全ての作業が完了してから、解体をします。
養生は、足場の組み立て後にして、足場の解体前に養生撤去をします。
よって、外壁塗装工事中のほぼほぼ全ての期間で影響があると考えられます。
上記で触れてきた期間について、各工程の日数等を細かく解説していますので、こちらも目を通しておいて下さい。
⇒ 外壁塗装の工程、各工事の日数を解説!洗濯物、飲み物は?
影響があるのはペットだけでなく、赤ちゃん、妊婦さんにも

匂いや騒音に関しては、ペットだけでなく、まだ免疫のない赤ちゃんだったり、体調管理が重要な妊婦さんにも影響が及ぶ可能性があります。
赤ちゃんの場合、まだ免疫力がなく、強い溶剤系の匂いや、大きな振動、騒音は刺激が強すぎて、体調を崩す可能性があります。
妊婦さんも同様に、体調の変化を起こしやすい状態で、万が一妊婦さんの体調不良からの胎児への影響もなくはありません。
ペット、赤ちゃん、妊婦さんのように、影響が考えられる要因を、予め考慮して、外壁塗装の計画をしましょう。
次に、影響を最小限に抑える方法を紹介します。
ペットへの影響を最小限にする対処法
養生、足場は業者と要打ち合わせ
工事中も外に放してあげたい場合は、工事前に業者と密な打ち合わせをして、どの範囲だと大丈夫なのか、逆にここからは近づくと危険なのかといった内容を把握しておきましょう。
外壁塗装業者紹介仲介サイトを利用すれば、初めに伝えておけば、何度も業者毎にペットについて説明せずに済みます。
仲介サイトが責任持って、あなたの希望内容を、業者に説明してくれます。
コチラでは、私のおすすめのサイトを紹介しています。
⇒ 外壁塗装無料一括見積もり比較サイトおすすめ3選
業者に説明しておいた方が良い内容

まず何をどう対処すると考える前に、工事してもらう業者に予めペットがいることを報告しておきましょう。
ただペットを飼っていますだけではなく、細かく説明してください。
「外のこの範囲で飼っています」
「知らない人には吠えたり、噛んだりします」
「いつもここで昼寝をしています」
「餌はここであげています」
「このような癖があります」
など、これでもかというぐらい細かく説明すれば、業者も可能な限り対応してくれます。
業者にどのように対応してもらう?

あなただけでは対応しきれないこともあると思いますので、業者としっかりと打ち合わせして、対応していくことが一番です。
業者ではなく、あなたが対応することになるであろう内容を今から解説していきます。
騒音・振動の元からからペットを遠ざける
ペットが騒音にビックリしたりするので、騒音・振動が起こる足場組立ての期間はなるべく室内に入れてあげるか、もしくは知り合いやペットホテルなどで預かってもらうかといった対応がいいでしょう。
足場の組立て、解体時に足場材がぶつかる際、また地面に置く際に騒音、振動が起こります。
振動の方は、気にならない程度ではありますが、騒音の方はどんなに注意しても出るものです。
職人さんの作業は大体8時から17時なので、その時間帯は外部から避けてあげることをオススメします。
匂いの出る材料を使わない
塗料の種類でも、水性だと匂いが弱かったり、最近では自然塗料系といって人、動物に害がないものも出てきています。
塗料の種類についてはコチラを参考にして下さい。
⇒ 外壁塗装の塗料の種類別に特徴、単価、耐用年数を比較解説
溶剤系を避ける

保育園などでも使用される材料で、子どもが舐めてしまっても、乾いていれば大丈夫なぐらい健康に配慮された塗料です。
このような塗料を選べば、工事中も影響なく生活できるでしょう。
しかし、耐用年数が希望の年数を確保できない可能性も出てきます。
溶剤系を使いたい場合は?
どうしても溶剤系を使いたい場合は、最低でも室内に逃してあげる、できれば知り合いやペットホテルなどに預かってもらうことをオススメします。
ただ塗料の場合、職人さんの作業が終わっても、匂いは出るので、塗装工程中ずっと預かってもらうことが出来なかったりすると思うので、室内に入れておいてあげるのが現実的かもしれませんね。
外壁洗浄の水をかける時間は室内で
外壁洗浄中も、できれば室内に入れてあげることをオススメします。
高圧洗浄では、高圧だけあって、跳ね返ってくる水も相当な量になります。
場合によっては、洗浄しない側に逃してあげるということも可能ですが、いちいち場所をズラしながら逃してあげなければならなくて、手間かなと感じます。
その他の注意点
その他にペットを飼っているアナタに、外壁塗装する時に注意してほしいのはコチラです。
- 乾いていない塗料に触れてしまう、舐めてしまう。
- 乾いていないコーキングに触れてしまう。
- 逆にペットの吠えに職人さんがびっくりして、足場上から物を落としてしまう、足場から落ちてしまう。
稀なケースですが、注意しておかないと、大事故を起こしかねないことです。
犬、猫、インコに影響のあること
溶剤などを使用して、間違って舐めてしまうと、命を落とす危険性もありますので、要注意してください。
触れたりしても、人間の肌と一緒で、肌が荒れたりします。
コーキングに触れてしまうと、ペットの毛などは洗い流すのが、相当大変です。
工事に影響のあること
ペット側だけでなく、職人さんの中にも、動物が苦手な人もいるでしょうし、高所での作業時は危険と隣り合わせになりますので、注意してあげてください。
ここで挙げた内容は、どれもペットが外に出ていた場合の事例になります。
やはり外壁塗装工事中は、なるべく室内、もしくは預けて避難させておくことが一番の対策となります。
まとめ
この記事では、ペットがいたら外壁塗装工事ってできないのか心配なあなたへ書きました。
各工程で影響はありますが、適した対処を行えば、問題ありません。

ペットのいない家庭よりは、面倒が多いかもしれませんが、ペットも大事な家族の一員ですよね。
人間よりも遥かに弱いペットを優先して、外壁塗装工事を考えていきましょう。